
我が大将のご子息、カイちゃん。3歳。(下記の記事とは全く関係ございません。)
一昨夜の6日、世田谷は代沢のとあるバーにて
我々TRANSFORMERは久々にネタをした。
深夜のバーとあってほぼ酔っぱらい客相手になるだろうと予想をたてた我々は
タケシちゃんが以前に書いたシガーバーのお話を元に、
新たなバーネタを生み出した。
お話の内容
そろそろ明かりを落とそうとしているバーに久々に顔をみせた元常連。
たまったツケとマスターが暖めていた幻の酒のボトル代を
今夜支払うと約束した元常連は、
マスターにもショットグラスを持たせ差し向かいに座った。
こぼれでる思い出話、こぼさないように飲め、幻の酒。
杯がすすむにつれマスターはグラグラになっていく。
口にひろがる悪臭に似た美香、発火をはじめる胃袋。
優しく歪みだしたマスターの視線の先の元常連はというと、
酔ってるフリをして何かを待っている...
お互い時間がなかなか合わず
小屋入り30分前までねばって完成させたこの妥協のない力作
たぶんこんなの観たことない。
たぶん一生心に残る。
たぶん我々、天才。
少しバーの外で煙草をふかし
かがみ腰でバーの中へ、
予想通りの酔っぱらい達のうなり声の中、
呼び屋のバーテンとコソコソ打ち合わせをするが
バーテンもかなり目がきてる。
俺は思った、
「待ってろお前ら、その酔い、冷ましてやんよ。』
ビールを一杯ずつ飲んでから、スペースを作り小道具を置いた。
いつもの本番前エチュードを軽くやって
照明に合図を送った。
TRANSFORMER、今夜、再始動。キコココーッ
絶妙のタイミングをはかり、スエ楽屋から登場。
いざタケシちゃんと差し向かった。
タケシちゃんが酔っぱらいにからまれている。
開始10秒たらず、完璧に我々の演技空間に踏み込まれている。
その人に頭を撫でられている時のタケシちゃんの顔見て
吹き出しそうになってしまった。
反対側の客が、
「ハレ?なんで?なんであの人がカウンター入ってんの?
ね〜アンタ〜、アンタ〜なんなの〜?」
今ここは、
俺の演技空間だコノヤロ〜、
黙れ〜、黙れ〜、黙れないんだったら〜、
出てけ〜。
きっとタイミングみて黙らせてくれるだろうとチラッとバーテンを見る。
バーテンミッチーは
カウンターにほぼ全体重を預け、目をカッぴらいて、まっすぐ斜め下を見ている。
見ているというか、どっか行ってる。
ベロベロの客がものすごい勢いで店になだれこんできて、
空気が伝わるまで奇声をあげてる。
さっきまで俺にからんでた客が『お会計〜、ね〜ミッチ〜、お、か、い、け、E〜」
教訓:酔っぱらいは子供。
何とか演技の細道を辿りやっと終盤、
飲みきりボトルの中身の残が、2つのショットグラスにピッタリ注がれた瞬間から
元常連タケシの隣にバーテンスエが座るくだりあたり
たぶんあのあたりから、お互いあっちに入ったでしょ?
こうなると気持ちいいよね。
ホレ見ろ、子供たちも見入りだした。